コムストックローンの概要とメリット
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コムストックローンの概要
コムストックローンについて今日は書きたいと思いますが、要は証券担保ローンの一つです。
ファイナンスをする時には必ず何かしらの担保が必要です。例を挙げれば不動産や生命保険、この記事のコムストックローンにおいては上場株式。無担保の物であってもそれはイコール自分自身が担保となっているはずです。
担保が安定的な物であれば、その金利は低く抑えられます。
銀行の「定期預金担保貸付」などは、定期預金の90%まで借りられ、金利は定期預金金利+0.5%、つまり100万円の定期預金があれば90万円の融資が可能、年利0.51%だとすると¥5,100が年間返済利子となります。
単純計算すると以下の通りです。
定期預金 | 100万円 |
融資限度額 | 90万円 |
金利 | 0.51% |
年間返済利子 | ¥5,100 |
利子の日割り | 1日約¥14 |
キャッシュが担保ですから、当たり前のごとく低利でファイナンス可能です。
返せなくなったら定期預金をそのまま償還してしまえば良いので、銀行にとっては痛くも痒くもなく、その上金利取れますし、お互いwin-winなファイナンスの一つでしょう。
一方コムストックローンはどうか?
担保有価証券時価額の60%まで借り入れ可能で、金利は4.175%、つまり100万円分の有価証券があるとするなら、60万円の融資が可能。年利4.175%ですから、¥25,050が年間返済利子になります。
同じく単純計算すると以下の通り。
有価証券の時価 | 100万円 |
融資限度額 | 60万円 |
金利 | 4.175% |
年間返済利子 | ¥25,050 |
利子の日割り | 1日約¥69 |
当然キャッシュとは異なりリスク資産が担保なので金利は高めですが、金利が14%位のカードローン等と比べると、かなりの低利でファイナンス可能という事になります。
コムストックローンは超便利1
コムストックローンの良いところは、担保となっている株式の配当や優待は問題なく受け取れるます。
ですので保有株式の配当利回りが4.175%を超えているとするなら、自動的に返済利子を賄えますし、上澄み分は自分の手取りとして受け取れる事になります。
例えば上記の表において、担保の配当利回りが5%だとすると、年間¥50,000の配当金から利子¥25,050を引いた¥24,950が手取り分、そして60万円のキャッシュが手に入るという訳です。
60万円の使い道は自由。さらに利回りの高い商品に投資すれば、利が利を乗せてくれるという、虎の狸の皮算用が可能。
ちなみに僕は実際にそれをやっていて、コムストックローンで得たキャッシュを米国の連続増配銘柄に投資しました。
5%以上6%行かないくらいでしたが、長期的には確実にお金が増えていきますね。というより実際なっているのかな。
もちろん「米国株」ですから、為替動向には注意が必要です。思いっきり円高になったら泣きを見ます。
コムストックローンは超便利2
もう一つ、コムストックローンの最高なところは、毎月15日の支払い利子を確実に払っていれば、元本の支払い時期は特に決まっていないという事です。
上の例で言うと毎月15日、支払い利子の月割約¥2080を払ってさえいれば、元本60万円の返済はいつでも良いという仕組み。
元本の支払いが繰り延べられるって、かなり便利だと思います。
コムストックローンの注意点(は明日)
便利な点を書いてきましたが、その反面注意点も存在します。
ちょっと記事が長くなってしまったので、注意点に関しては明日改めて書いてみようと思います。
投資気分'sWILL
- コムストックローンは便利
- 良い面の反対には注意点も!