ビットコインの解釈と、金との共通性
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有限と無限の資産
「通貨とは、通貨としての信用があるからこそ通貨として成り立っている。」
なんか早口言葉みたいな感じですが、要するに「なんかコレは価値がありそう」とみんなが思い込んだモノが通貨になるという事です。
それがかつては「金」であったし、現代日本では「円」です。
ちなみに「金」は採掘量が限られている有限資産。
逆に「円」は、幾らでも紙に印刷してばらまく事が可能な無限資産です。
前者に価値があるのは分かりますが、後者はその全体量がどんどん増えていくのに価値が減らないというロジックは、何とも受け入れ難いものだと思います。
それに日本は戦後に預金封鎖と新円切替をやってるので、無限に発行できる通貨の信用というのは絶対ではないという事を頭に入れつつ、今日はビットコインの事を書いてみようと思います。
自分なりのビットコイン解釈
かなり前からビットコインに興味があったのですが、取引口座を作るのも面倒だしシステム自体もよく分からないのでぼ〜っとしていたら、いつの間にか1BTCが30万円位になったり急落したりで、早めに作っておけば絶対儲かったのにとボヤきつつ、最先端技術がチンプンカンプンな状態だけは避けたいので「ビットコイン」の触りだけ勉強してみました。
現代の通貨というのは一般的に国家による信用で成り立っていますが、ビットコインにはその様な裏付けはありません。管理方法もどこかに巨大なデータベースがある訳でもなくSkypeやWinnyなどのように使用同士が「お互いに」データ処理をしつつ、新たにビットコインを採掘している「マイナー」と呼ばれる人達が管理役を担っているようです。
構図的には、管理をすると新たにビットコインが手に入るというシステムですね。非常に上手くできています。
またこれは初めて知ったのですが、ビットコインには「金」と同じく全埋蔵量が決まっており、2141年に枯渇するのだとか。
つまり絶対にインフレにはならない訳です。
どうもこのビットコイン開発者の「ナカモトサトシ」は、現代の無尽蔵な通貨発行と対決するべく、このシステムを作ったのではと言われています。
確かにインフレの起こりそうな国では、ビットコインを使って資金退避をさせようとする動きがあるので、思惑通りというところでしょうか。
上手くまとまりませんが、つまりビットコインというのは、様々な機能を併せ持った、実態は無いけれど「金」と同じような有限資産であるという事です。
もう少し勉強してからでないと買うのは怖いかな。でも口座だけは作っておいても良さそう。