株式投資3年目、今までの失敗②
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ボロ株失敗談
「ボロ株」という、経営危機や倒産間近などの理由で株価が数円や数十円という、正真正銘の紙切れ状態に近い銘柄があります。
ボロ株から不死鳥のように復活したところもあるので一概には言えませんが、基本的には高リスクで難しい銘柄である事には間違いありません。
昨日に引き続き、今日はこのボロ株失敗談を振り返ってみます。
好決算から一転直下の「株主併合」
僕が買ったボロ株は「大盛工業」という下水道関連の企業で、当時確か¥30〜40辺りを推移していたと思います。
1単元100株でしたから¥3,000〜¥4,000。株を始めたばかりの僕にとって¥3,000〜¥4,000で買える株っていうのは、意外性と魅力の両方を併せ持つものでした。
「株ってこんなに安く買えるんだ!」という、今考える非常に恥ずかしい理由で(過去の決算もロクに読まず)大盛工業を買ったんですよね。いや〜浅はかだ!
ただ購入後しばらくしてからグングンと値を上げてくれたので、それに遅れまいと買い増しの連続、最終的には合計1,000株くらい買ったと思います。¥40,000以上は使い込んだかな?
当時大盛工業は無配だったのですが、その後に好決算と復配が発表され「ヤッター!これはボロ株ではなく不死鳥株だ!」と思ったのが束の間、一転直下「株式併合」が発表されズルズル値を下げてしまったのです。
ちなみに株式併合とは、例えば2株を1株に、10株を1株になど、文字通り株をまとめてしまう事です。資産価値は変わらないのですが、株価が下がる例が多い。
逆のパターンでは、流動性を高める目的で株式分割(株式併合の逆)というものがありまして、こちらは株主にとってのデメリットは基本的に無いと思います。株式分割の発表後には株価が上がる事が多いようです。
失敗から得た教訓
株式併合、株式分割には諸説ありますが、この大盛工業の例では結果としてデメリットが多かった事になります。(会社ではなく株主にとって!)
増資→株価下落→株式併合→増資→株価下落→株式併合→以下繰り返し
あるらしいんですよね、こういうパターン。無知な個人株主がやられます。(僕です)
ちなみにその後の顛末ですが、決算前の株価¥30〜40だったのが、併合前価格で換算すると¥15位まで下がった挙句、再び無配転落したようです。
ボロ株が、ボロ株たる所以でしょう。
僕はこの大盛工業を途中で損切りして、¥20,000の損失を確定しました。裏を返せば空売りで儲かった人(というよりファンド?)もいるって事です。
そしてこの失敗から得た教訓は、プロ達の餌食にならないようにボロ株には手を出さない!です。
投資気分'sWILL
- 失敗から得られた経験を生かす
- 同じ失敗を繰り返さない