ウォール街のランダム・ウォーカーを再読
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この世に「絶対は無い」という事が証明されている
全知全能の神は存在するか!?
という答えは、量子力学の「不確定性原理」や、数学の「不確実性」によりNOという事が証明されているそうです。
全知全能の神が、全知全能の神ですら壊せない壁を作れるかと聞かれ→
- Yesの場合は、何でも出来る神が壁を壊せないのはオカシイ。
- Noの場合は、何でも出来る神が壁を作れないのはオカシイ。
となってしまい、どう頑張っても理論破綻が起こります。つまり全知全能の神は存在せず、全ての物はランダム性に支配されているという事。
なので株式市場も同じくランダム性に支配されているのだから、ファンダメンタルでもテクニカルでも、どう頑張っても予測不可能な事が起きてしまうというわけです。
ウォール街のランダム・ウォーカー
投資をする前に読んでおいた方が良い本というのがいくつかあります。
それも「絶対儲かる〇〇」みたいのではなく、難解な古典本が良いです。
この本では、いわゆる企業の成績簿であるファンダメンタル分析や、心理分析の一環であるテクニカル分析、そのどちらも当たらないし、プロですら負けている市場予測をするよりも、「市場全体買っとけ!」というスタンスです。
零細個人投資家には必読の書であるのは間違いないです。これを読む前に投資を始めるのと、読んだ後投資を始めるのでは、全くリターンが異なってくると思います。てか、一番最初に買っておけばよかった、、、。
結局のところバイアンドホールドと、銘柄を分散しておけばリスクは下げられ、負ける事はないし長期的には勝つという事が再確認出来ました。
ちなみに「金」に関してはリスクヘッジにはマシだが、それ以上はあまり良い印象を持っていないようです。
僕はその逆で、金は株式よりもずーっと昔からある商品だし、未だに残っているのは何かしら意味があるからだと思うんですよね。
バッハやモーツァルトが無くならないのと同じ感覚かな?
まぁ価値観や視点は人それぞれでしょう。